リーダーシップとマネジメントの違いについて考えてみる
組織を動かす上で、リーダーシップとマネジメントは欠かせないのですが、この2つの言葉の違い、改めて考えてみると結構曖昧だったりします。
身近の人の中に、マネージャーとしてはいいけどリーダーとしてはイマイチ、リーダーシップはあるんだけどマネージできていない、というのはイメージできるので、何かしらの定義が頭の中にあると思われます。
一度言語化ができてしまえば、自分の力として身につけるための道筋も明らかになってくるはずなので、一度自分なりに整理してみたいと思います。
リーダーシップとは
・Do the right things 正しいことをすること
・Why, Whatを考えて周りを巻き込むこと
・自分の指揮命令系統に属さない人にも影響を及ぼすこと(階層とは無縁)
・ビジョンをわかりやすく提示して、集団を同じベクトルに向けること
マネジメントとは
・Do the things right 正しく物事を実施すること
・決められたWhy, Whatをもとに、それを実現するためのHowを考えること
・自分の指揮命令系統に属する人に影響を及ぼすこと
・業務を確実に推進するために具体的な指示出しをすること
どういう場面で必要になるか?
・マネジメント:大規模組織のオペレーションを確実に回していく場面
・リーダーシップ:前例のないケースを扱う場面、ゼロから何かを立ち上げる場面
そう考えると、大組織で大改革の旗を振る経営者は、両方の能力を高度かつバランスよく身に付けている必要があるということになりますね。
どうやって身につけるか?
上記の定義に基づくと、リーダーシップには「行動力」「影響力」「創造力」、マネジメントには「勉強」「経験」「論理的思考力」が求められることになりそうです。
いずれも後天的に身に付けられる能力ですが、よりリーダーシップの方が、意識して日々行動したり、実践の場で能動的にラーニングしたりしないと身に付けられない能力のように思います。
この2つの似て非なる言葉を意識して、日々の行動に反映させていきたいと思います。ちゃお。